駅前再開発の核となる複合タワー
エミエルタワー竹の塚は、竹ノ塚駅西口南地区第一種市街地再開発事業の中核施設として2005年3月に竣工した、地上27階・地下1階・総戸数254戸の複合タワーです。低層部に商業・公益・公共駐車場を配置し、5階以上を住宅フロアとする立体的な都市機能集約が特徴で、再開発組合が施行者となった公共性の高いスキームで整備されました。竹の塚地区の新しいランドマークとして足立区資料にも明示される存在で、駅前再開発の歴史的な蓄積を背負う点が他のタワーと一線を画す要素です。
高さ94.71mのRC造タワー
建物は最高高さ94.71m、軒高89.71m、構造はRC造一部S造で計画されています。新耐震基準適合の住宅として供給されており、耐震性能上のベースラインは確保された設計です。基準階階高は3,150mmで、超高層住宅としての階高基準を満たす造りといえます。建築面積4,199.13㎡、延床面積37,301.58㎡、建ぺい率70.0%・容積率398.5%という都市型複合用途のスケールで整備されており、住宅部分のみで完結しない都市基盤型の規模感が際立つ建物です。
多様な住戸プランの並存
住戸は1LDKから4LDKまでが揃い、専有面積は約50.42㎡から約96.10㎡まで幅広く設定されています。254戸のうち219戸が東京都住宅供給公社(JKK)管理の賃貸住戸として運営され、残りは地権者住戸や分譲住戸として併存する珍しい供給スキームです。単身者からファミリーまで対応できるレンジを1棟に収めており、ライフステージの変化に応じた住み替え選択肢を建物内で見出しやすい点は、再開発タワーならではの懐の深さといえます。