47階建・869戸の大規模免震タワー
キャピタルマークタワーは、東急不動産・安田不動産・三菱地所・昭栄・サンケイビルの5社共同事業として2007年12月に竣工した、地上47階・地下1階建て、総戸数869戸の大規模分譲タワーです。最高高さ約167.3m、延床面積約99,484㎡という規模で、芝浦4丁目のランドマーク的存在として位置付けられます。施工は鹿島建設、設計は日建ハウジングシステムと佐藤総合計画の共同企業体が担当し、都心型の大規模住宅としての存在感が際立つ物件です。
基礎免震と先進的な構造設計
建物は地上階RC造の純ラーメン構造に一部S造を組み合わせ、基礎部分には鉛プラグ入り積層ゴムや弾性すべり支承、WINKER工法を採用した基礎免震を備えています。タワーで生じやすい長周期の揺れを抑え、家具の転倒や住戸内のダメージを軽減する効果が期待できる設計です。さらにダブルチューブ架構や外周梁ハイサッシュ、13.5mの大型スラブとノンビーム化により、構造性能と居住性を両立する工夫が随所に施されている点が特徴といえます。
デザインと公開空地の評価
外観は三角形から多角形へと変化させた透明感のあるシルエットで、住戸の採光・通風性とコーナー住戸率を高める計画意図が反映されています。敷地内には約5,000㎡の公開空地、水景、139種類の植栽が整備され、都心の住環境としての豊かさを生み出しています。こうした設計思想が評価され、2008年度グッドデザイン賞および2009年港区みどりの街づくり賞を受賞している点は、建物の設計品質を裏付ける要素です。