複合再開発に位置する住宅棟
六本木ファーストプラザは、旧公務員宿舎跡地を高度利用した複合再開発を構成する住宅棟として1993年10月に竣工した、地上20階・地下1階・塔屋2階建ての賃貸レジデンスです。総戸数は90戸で、そのうち42戸が森ビル系の運用区分として管理される構成になっています。職住近接や防災性向上、オープンスペースの確保を主眼とした再編事業の一翼を担う住居棟として位置付けられる点が大きな特徴です。
RC造を基本とした長期運用の建物
構造はRC造を基本としており、法定開示資料でもプラザ単体はRC造として扱われています。管理会社や一部の賃貸仲介表記では一部S造との併記も見られますが、単棟の一次情報ではRC造採用です。敷地面積は共有登記の注記を含めて1,717.20㎡相当、延床面積は22,906.74㎡で、容積率400%の法定区分に対し緩和を活用した都市型の建物スペックとなっています。長期運用を前提とした都心タワーらしい骨格を備えた建物です。
幅広い間取りと住戸規模
住戸プランは1LDKから3LDKまでが混在し、専有面積は50.10㎡から153.56㎡までと幅広く設定されています。単身のビジネスパーソンからDINKS、ファミリーや法人契約まで多様な住まい方を1棟で受け止める構成になっており、ライフステージの変化に応じた住み替え選択肢を同一物件内で持てる柔軟さがあります。設計は住宅・都市整備公団と入江三宅設計事務所、施工は清水建設と安藤建設による共同企業体が担当した点も、建物の基礎品質への安心感につながる要素です。