街区一体型の大規模分譲タワー
芝浦アイランドグローヴタワーは、2007年3月に竣工した地上49階・地下1階建、総戸数833戸の大規模分譲タワーです。売主には三井不動産をはじめとする7者が名を連ね、施工は鹿島建設が担当しています。単体のタワーマンションではなく、運河に囲まれた「芝浦アイランド」街区全体の一翼を担う建物として計画され、住棟・商業・公益施設・遊歩道が一体で整備された点が大きな特徴です。湾岸エリアの象徴棟として位置付けられるスケール感を持っています。
構造と設計上の取り組み
構造はRC造・耐震仕様で、高さ168.80mの超高層ボリュームを支えるためにダブルチューブ構造や高強度鉄筋・高強度コンクリートを採用しています。基礎には拡底アースドリル工法と場所打ちコンクリート杭が用いられ、大規模タワーとしての剛性と耐久性に配慮した設計といえます。竣工後も長期修繕計画に基づいて2021年10月から2023年9月にかけて大規模修繕工事が実施されており、外壁補修や防水、内部改修まで含めて建物全体を計画的に更新している点が安心材料です。
多様な住戸プランと受賞歴
住戸は1LDKから3LDK、専有面積47.06〜175.83㎡と幅広く、単身・DINKSからファミリーまで対応できるラインナップが用意されました。分譲時の販売価格帯は3,150万円から2億3,000万円におよび、湾岸の大規模タワーのなかでもバリエーションの厚い物件として計画された経緯があります。2005年度グッドデザイン賞のコミュニケーション部門を受賞しているほか、港区の「みなと認定マンションプラス」にも掲載されており、建物づくりと街づくりの両面で評価を受けている点が特徴です。